テニス肘の治療法・治し方

 テニス肘の治療法、治し方について:本サイトではテニス肘の治療に関する情報を専門に解説しております。テニス肘とは、ストロークの繰り返し動作などで一部位に慢性的に疲労がかかる事によって発症する障害です。テニス肘の正式名称は「上腕骨上顆炎」と呼ばれ、テニスプレイヤーに限らず誰にでも発症する可能性があり障害でもあります。テニス肘の患部は微小断裂を興しているケースが大半です。但し初期段階では痛みを我慢できる程度の痛みの為、重度の障害になりやすい傾向にあります。

テニス肘の治療の注意点

 テニス肘の症状の疑いがある場合、自分で出来る治療法を紹介します。

 テニス肘では炎症を抑えることが優先されますから、市販の消炎鎮痛剤を使用し、症状の緩和を図る事は可能です。

 市販の消炎鎮痛剤としては、湿布などがまずあげられます。

 湿布は、その表面に鎮痛作用をもたらす成分が添付されておりますので炎症を抑える働きも若干期待できます。

 またバンテリンなどの直接皮膚に塗るタイプの消炎鎮痛剤もあります。

 これら市販のものを選ぶ際の注意点としては
●配合されている成分
●成分の吸収率
●塗る部位の範囲

 などがあげられます。

 これは効力が強すぎる消炎鎮痛剤を配合している場合、皮膚の弱い方は、逆に皮膚そのものに炎症を発症する可能性もある為です。

 実はこれらの確認ポイントは医師から処方される消炎鎮痛剤についても同様の事が言えます。

 医師から処方される際のポイントは
●肌が弱い場合は内服用を希望する
●自分の体に影響を催す可能性のある成分を事前に確認する

 の2点があげられます。

正確なショットの打ち分け(コラム)

 かなり古い話になりますが、日本のテニス界を支えてきた牽引者のひとりであるクルム伊達の引退は大きな話題となり、更にその後の2008年4月の劇的な復帰は更なる話題を呼びました。

 元々、類まれな運動能力でジュニア時代から注目を集めていた伊達公子も度重なる故障に悩まされてきた一人です。

 しかし、運動能力任せのテニスでは世界には通用しないことを痛感した彼女は洞察力を強化しスタイルを変更。

 それは、遥か先の相手コートに立っている「相手選手の目線の動き」を見極め、コースを正確に打ち分けるというハイレベルな洞察力を必要とするテニススタイルでした。

 この際、コースの正確な打ち分け、距離の打ち分け(ドロップショットなど)をする為に、伊達選手は基本技術の習得を繰り返し練習しました。

 世界レベルであっても尚、基本技術の習得の為に惜しげもなく練習をする。

 この基本重視のスタイルが、テニス界では異例とも言える37歳での現役復帰につながったのでしょう。

 復帰後は、日本国内の引退前では格下であった選手にももちろん勝つことができませんでした。

 しかし、引退前の現役時代よりも更にハイレベルの洞察力と正確なショットの打ち分けで戦う感覚を少しずつ取り戻してしていきました。

 そして2010年5月。クルム伊達は元世界ランク1位、全仏オープン2度準優勝という華々しい記録をもつディナラ・サフーィナをフルセットの末、逆転勝ちするという誰もが目を疑う結果を叩き出します。

 この日もクルム伊達は、右足ふくらはぎに軽い肉離れがある状態での試合。

 試合後半では、明らかに右足を引きずる姿が目に入るようになりますが、相手を徹底的に走らせるコースの打ち分けと度重なるドロップショットで相手のリズムを崩しての逆転勝ちです。

 試合後、肉離れ状態にありながら試合を続けたことから、ふくらはぎの筋膜が破れてしまっていた為、2回戦の出場に関しては事実上のドクターストップがかかります。

 しかし、クルム伊達は2回戦を強行出場し、試合では何も出来ずに一方的に敗退しました。

 当時39歳という年齢。

 この年齢でも世界と戦えるのは、運動能力だけではなく、精度の高い洞察力と技術力、そして何よりも強固な精神力があるからこそ。

 この試合から勇気をたくさんもらったアスリートも多いのではないでしょうか?

リハビリ期間にできること(コラム)

 テニス肘を発症してしまった場合。

 冒頭でも述べましたが、発症に至った要因を検討することは重要です。

 テニス肘を発症した要因が、単純に度重なる疲労の蓄積によるオーバーユースなのか?

 それとも、関節に負担のかかるフォームが身についてしまっていることが原因であるのか?

 この発症原因を把握した上で対策をしていくことがテニス肘の再発予防につながる為です。

 ここであわてて復帰をしようと痛みがある状態のまま練習を再開していくと、いずれ大きな負担が関節にのしかかってくることになります。

 リハビリ期間中は、視点を変えれば「フォームの修正」「メンタルの強化」を図ることができる時間とも考える事ができます。

 このリハビリ期間の努力次第で逆にライバルに差をつけることも可能かもしれません。