テニス肘の治療法・治し方

 テニス肘の治療法、治し方について:本サイトではテニス肘の治療に関する情報を専門に解説しております。テニス肘とは、ストロークの繰り返し動作などで一部位に慢性的に疲労がかかる事によって発症する障害です。テニス肘の正式名称は「上腕骨上顆炎」と呼ばれ、テニスプレイヤーに限らず誰にでも発症する可能性があり障害でもあります。テニス肘の患部は微小断裂を興しているケースが大半です。但し初期段階では痛みを我慢できる程度の痛みの為、重度の障害になりやすい傾向にあります。

治療の基本は炎症の抑制

 テニス肘は、骨と腱の付着部位に炎症を発症する障害です。

 ですからテニス肘の治療ではまず何よりも炎症を抑制させる事が重要となります。

 炎症を抑えるには治療の基本である、自然治癒力を生かす保存療法を基本に行っていきます。

 具体的な治療方法としては以下に掲げる療法によって治療を行なっていきます。

【主なテニス肘の治療法・処置法】
@患部を冷やす(アイシング応急処置)
A運動を控え安静を保つ(部活動の制限等)
B動きを制限する装具、サポーターの使用
C温熱療法(回復期)
D消炎鎮痛薬の服用
E抗炎症剤の添付

@患部を冷やす(アイシング応急処置)

 肘に痛みを感じた時は、まず自分でできる応急処置としてアイシング処置を行います。

 ラケットでテニスボールを打つ際の衝撃で肘周辺に痛みを感じる場合は既に炎症が発生している段階である為、患部を冷やし速やかに病院の診察を受ける必要があります。

A運動を控え安静を保つ(部活動の制限等)

 テニス肘は慢性の疲労の蓄積、いわゆる使い過ぎが原因となるスポーツ障害ですから発症してしまった場合は運動制限が必要です。

 テニスクラブや学生であれば部活動などではラケットを使う動作を制限し安静を保ちます。

 尚、体力を落とさないためのランニングや下半身のトレーニングは問題ありません。

B動きを制限する装具、テーピング・サポーターの使用

 リハビリ期に入り少しずつ練習を再開する段階では、肘の可動範囲を一定角度に固定する装具や、テーピングによる固定、また肘サポーターを使用することで肘に加わる負担を軽減させることが可能です。

 テニス肘は再発しやすい疾患でもあるためサポーターなどの利用は再発の予防としても有効です。

C温熱療法(回復期)

 応急処置の段階ではアイシング処置を実践しますが回復期では血行の促進を図る目的で温熱療法を主体に治療を行います。

 自宅で出来る簡単な温熱療法としては入浴があげられます。

 入浴時には肩から上腕、肘周り、前腕を軽くさすりながらリンパや血行の流れを促進させ自然治癒力の活性化を促します。

D消炎鎮痛薬の服用

 テニス肘の症状が既に進行段階にあり、肘の痛みがかなり強くなってきている場合は消炎鎮痛薬の処方を受ける場合があります。

 服用タイプの消炎鎮痛薬は、まず現状の症状を抑える目的で処方されます。

 消炎鎮痛薬を服用する際は必ず医師の指示に従って使用します。

E抗炎症剤の添付

 湿布などの抗炎症剤が処方されている場合は患部に湿布を貼ります。

 近年の湿布は抗炎症剤が添付されている湿布が大半であるため、微弱でありますが痛みを緩和する効果も期待できます。

肘の痛みが出始めた初期段階の治療

 肘の痛みが出始めた初期段階、自覚症状が出始めてから1週間程度の期間の場合。

 この初期段階の治療に関しては炎症を発症している患部を冷やすアイシング処置が有効な治療となります。

 肘に痛みが出始めている現象は患部に「炎症」が発現している段階ですから、この患部の炎症を抑制するだけでも痛みが急激に和らいできます。

 特にテニス肘を発症する患者の場合、初期段階の痛みは我慢できる程度の痛みでもあるためアイシングを継続することで、数ヶ月はいつもどおり部活動やクラブ活動を継続する事も可能です。

 しかし、テニス肘は長期的な疲労の蓄積によって症状を発症するスポーツ障害ですから、アイシングのみで治療を行うことはできません。

 治療期間は主なテニス肘の治療法・処置法の項で解説したとおり、安静を保ちサポーターなどの装具で関節の補助、可動範囲の制限を設けながら場合によっては「抗炎症剤等」を使用し治療を行っていく流れとなります。

 ですから、適切な治療を行うためにも出来る限り早期に病院の診察を受けることが大切です。